未来が怖くなった日は、雑草を刈る。
〜草刈機を握るたび、思うこと〜
今年の夏も、本当に暑いですね。
真っ青な空。
大きな入道雲。
朝からセミは全力で鳴き続けています。
そして、この猛暑を誰よりも楽しんでいるんじゃないかと思うのが雑草です。
「この暑さ、人間は倒れそうなのに、雑草だけは絶好調か!」
そうツッコミを入れたくなるくらい、昨日刈ったはずの草が、また元気よく伸びています。
「もう少し空気を読んで夏バテしてくれてもいいんだけど……。」
そんな文句を言いながら、今日も草刈機を担いで畑へ向かいます。
草刈りをしていると、不思議なことが起きます。
真夏の草刈りは正直しんどいです。
草刈機を振り始めて5分。
もう汗が止まりません。
「なんでこんな日に草刈りなんだ……。」
毎年同じことを思っています。
それでもエンジンをかけ、草刈機を握り、目の前の雑草をガンガン刈っていきます。
すると、さっきまで頭の中をぐるぐる回っていたいろんな考え事が、少しずつ静かになっていることがあります。
「あれ?」
帰る頃には、不安も少し小さくなっていました。
……雑草って、不思議です。
未来は、まだ起きていない。
最近は、
「今年のとうもろこしは最後まで売り切れるだろうか。」
「また機械が壊れて、大きな修理代がかかったらどうしよう。」
「来年も一人で農業を続けられるだろうか。」
そんなことを考えて悩む日もあります。
でも、ふと顔を上げると、風に揺れるとうもろこしがあって、鳥の声が聞こえて、今日も畑は変わらずそこにあります。
今、この瞬間、本当に何か問題は起きているんだろうか。
あとで知ったのですが、心理学の研究では、人が心配していることの約85%は実際には起こらなかったという結果があるそうです。
さらに、実際に起きた出来事についても、多くの人が「思っていたより対処できた」と感じていました。
もちろん、「もしも」に備えることは大切です。
でも、まだ起きてもいない未来を何度も頭の中で生きる必要はないのかもしれません。
未来は誰にも分かりません。
だったら、悪い未来ばかり想像するより、「案外うまくいくかもしれない」と期待してみてもいい。
どうせ分からない未来なら、いい未来も平等に想像してあげよう。
最近は、そんなふうに自分へ言い聞かせています。
畑は、「今」で忙しい。
草は今日伸びます。
とうもろこしは今日実ります。
土は今日乾きます。
セミは今日鳴いています。
畑を見ていると、自然は「今」で忙しそうです。
だから僕も、目の前のことを一つずつ終わらせます。
草が伸びていれば草を刈る。
収穫の時期なら収穫する。
水が必要なら水をやる。
目の前のことを終えるたびに、畑は少しずつきれいになっていきます。
頭の中まで、少し風通しが良くなった気がします。
振り返れば、今の僕も突然ここまで来たわけではありません。
種をまき、水をやり、収穫し、草を刈り、また種をまく。
その積み重ねが、今の僕でした。
毎年、生えてくるもの。
毎年、雑草は必ず生えてきます。
不安も悩みも、きっとまた生えてきます。
だったら慌てなくていい。
一本ずつ刈ればいい。
あなたの目の前にも、きっと雑草があります。
……もちろん、本物じゃなくても。
そして、僕の目の前にある雑草は、本物です。
だから今日も汗だくになりながら、雑草を刈ります。
草刈りが終わったら、ご褒美は以前の記事にも書いた、キンキンに冷えたコーラ。
未来のことは、そのあとでゆっくり考えることにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。これからも、畑や日常生活で感じたことや、野菜づくりを通して見えてきた生き方の話を書いていきます。よかったらフォロー、無料購読登録してもらえるとうれしいです。
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アップヒルさん
ノミネートおめでとうございます🎉
今、ちょうど今、に集中ですね、確かに、畑に行くときは必ずカマを持って、
今の問題に全集中ですよね😆
未来とか、過去とか考える暇ないかも。
マインドフルネスの練習できそうです!