夏になると、毎年思い出します。
サラリーマンだった頃の夏を。
いまは、朝7時。
まだ収穫を始めたばかりなのに、シャツはもうびしょ濡れです。
帽子からは汗がポタポタ落ちます。
タオルもすぐ限界。
「今日もよく汗をかいてるな。」
最近は、この瞬間がちょっと気持ちいいんです。
10年前の僕なら、こんなことを思う日は来ないと思っていました。
サラリーマン時代は、汗との戦いでした。
営業をしていた頃。
夏になると、一番気にしていたのは仕事ではありません。
「汗」でした。
駅ではなるべくエスカレーターを使う。
少し早歩きしただけで汗が出る。
電車に乗る前は汗が引くまで待つ。
ワイシャツに汗ジミはできていないか。
お客様の前で汗だくになっていないか。
そんなことばかり考えていました。
人に会う仕事だったからこそ、「汗をかかない努力」を毎日していたんです。
あの頃は、人にどう見られるかを気にして汗をかいていました。
一人農家になって、汗の意味が変わりました。
一人農家になって10年。
普段の作業は、ほとんど一人です。
もちろん納品や収穫体験では身だしなみを整えます。
でも、畑では違います。
シャツがびしょ濡れでもいい。
帽子から汗が落ちてもいい。
顔が真っ赤になってもいい。
誰かの目を気にする必要もありません。
汗だくになりながら、目の前の野菜だけに集中する。
この解放感は、一人農家だからこそ味わえる贅沢なのかもしれません。
昔は汗を隠していました。
今は汗を誇れるようになりました。
汗は、今日一日ちゃんと動いた証拠だからです。
汗をかくようになって、飲む量が増えたものがあります。
それが、ポカリスエットです。
でも昔、英語を勉強していた僕は、あることに気づいてしまいました。
「Sweat」は、「汗」。
つまり直訳すると……
「ポカリさんの汗」。
そう思った瞬間だけ、「いや、ちょっと待て」と思いました。
でも、5秒後には普通に飲んでいました(笑)。
あの頃は汗を嫌っていたのに、今は汗をかいた後のポカリスエットを楽しみにしています。
人って変わるものですね(笑)。
久しぶりの東京で思い出したこと
先日、久しぶりに東京へ行きました。
駅まで歩き、人混みの中を歩いていると、無意識にこんなことを考えていました。
「汗をかかないように歩こう。」
その瞬間、「ああ、昔の僕は毎日こんなことを気にしていたんだ」と思い出しました。
周りを見ると、スーツ姿の人たちが汗を拭きながら歩いています。
「昔の僕も、この中の一人だったな。」
そう思いました。
毎日通っていた駅なのに、今では少し懐かしく感じました。
汗を隠しながら働いていた頃の僕。
思い切り汗を流しながら働いている今の僕。
どちらが正しいという話ではありません。
でも僕には、今の働き方のほうが合っていました。
人にどう見られるかを気にして流す汗より、自分のために流す汗のほうが、ずっと気持ちいい。
あの頃は、汗をかかないことが正解だと思っていました。
今は、思い切り汗を流せる毎日が、僕にとっての贅沢です。
来年の夏も、きっとまたサラリーマン時代を思い出すでしょう。
でも今の僕は、あの頃よりずっと気持ちよく汗を流しています。
そして今日も、シャツをびしょ濡れにして畑から帰ってきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。これからも、畑や日常生活で感じたことや、野菜づくりを通して見えてきた生き方の話を書いていきます。よかったらフォロー、無料購読登録してもらえるとうれしいです。
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アップルヒルさん、おはようございます😊
いいなぁ気にせず汗かけるのは。前の職場は患者さんをお風呂に入れる日がありました。地獄です。さっき飲んだ水分がダダ漏れです😱😱😱でも垂らすわけには行かないので首にタオルを巻いて吸収してました。
お野菜は汗水垂らして頑張ってくれるアップルヒルさんに応えるように成長してくれますね!いい汗は最高ですね。あ、キンキンのコーラ忘れずにね🤭